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2020年4月に公開した「解説:首都東京の地形 ―武蔵野台地の区分(最新版)を紐解く―」を大幅改訂しました。武蔵野台地の地形区分図や扇状地の発達図を更新、多摩川の流路変遷について新たな検討を加え、より詳しく掘り下げて解説。また、武蔵野台地の地下に眠る2つの埋没谷や立川断層との関連についても取り上げました。是非ご覧ください。
9月27日は御嶽噴火災害が発生した日です。
2014(平成26)年のこの日は,死者58名,行方不明者5名という,火山災害史上極めて甚大な災害となりました.この噴火を機に,予測しにくい水蒸気噴火に対して多くの議論が巻き起こりました.現在の御嶽山ではシェルターが設置されるなど様々な対策が進みつつありますが,他の火山ではどうでしょうか.
9月20日からの線状降水帯などによる記録的豪雨は,1月に能登半島地震に襲われた能登半島北部を直撃し,著しい豪雨災害を引き起こしました.1月の地震で地盤が痛んでいたことが被害を大きくさせた面がありますが,豪雨災害自体がすさまじいものでした.まだ被害の全容は分かりませんが,お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表します.また、被害にあわれた方々,避難を余儀なくされている方々に心よりお見舞いを申し上げます.
24,25日に㈱アジア航測ほかから,9月20日からの大雨による被害状況を示す空中写真が公開されましたので,是非ご覧ください.
アジア航測(株)>災害関連情報>令和6年9月20日からの大雨による被害状況
富士山は独立峰で周囲に高い山や山地がないので、富士山があるためにできた笠雲や吊るし雲などとの関係がわかりやすい。中でも山頂にかかる笠雲は見た目にも面白く、その形で幾つにも分類されていますが、形が似ていても成因が異なる違う分類の雲ということがあります。 9月上旬に見られた「尾曳笠」や「多重積雲」の成因を山川修治先生が詳しく解説します。
2019年度から3年間の文部科学省の科学研究費に基づく武蔵野台地の地盤の解明をテーマに取り組みました.2022年度に終了しましたが多くの研究成果が得られました.その成果の一部を日本大学文理学部自然科学研究所「研究紀要」に投稿し,2023年に刊行されました.約30ページにわたるもので,前半に当たります.後半の約30ページも同研究紀要に投稿し.2024年2月末に刊行となりました.前半,後半がそろいましたので,是非とも皆さんにはお目通しをお願いいたします.
各論文のpdfは下記から閲覧・ダウンロードいただけます.
遠藤邦彦・須貝俊彦・杉中佑輔・石綿しげ子・隅田まり・野口真利江・関本勝久・鈴木正章 大里重人・近藤玲介・中尾有利子・中山俊雄・是枝若奈・堀 伸三郎・竹村貴人(2024)武蔵野台地における中・後期更新世の地形・地質と古地理変遷 ―主としてボーリングデータに基づく―.日本大学文理学部自然科学研究所「研究紀要」,No.59,p.109-142.
遠藤邦彦・須貝俊彦・隅田まり・石綿しげ子・近藤玲介・杉中佑輔・鈴木正章・中尾有利子・野口真利江・関本勝久・中山俊雄・是枝若奈・竹村貴人(2023)武蔵野台地におけるボーリング゙試料に基づく中・後期更新世の地質層序と古環境 ―基準ボーリングコアの設定を中心に―.日本大学文理学部自然科学研究所「研究紀要」,No.58,p.153-183.
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