特定非営利活動法人

首都圏地盤解析

ネットワーク

Geoanalysis Network of Tokyo Capital Region

(GaNT)


********最新情報********

2020.11.15 1986(昭和61)年11月15-21日伊豆大島噴火防災・環境今日は何があった日?)日付を訂正しました(11.18).


2020.10.21 調布市で道路陥没 陥没地点周辺の地形図

訂正と追加 19日の記事に間違いがありましたので訂正し、図を追加します。

 

 陥没の位置は、立川面上ではなく、入間川(イリマガワ)の低地の縁にあたるところでした。図は1m等高線図です。その南側は武蔵野面の最も新しい時代のもので、中台面(M3面)です。中台面の南西に野川と野川に沿う低地、さらに立川面があります.

 陥没した地点は入間川の低地をつくる軟弱な沖積層の上に盛土したところのようです。

 19日に掲載した断面図は、この位置より若干西側を通るもので、ピッタリは合いませんが、大づかみにこの地域の地下の状況を見ることができると思います。

2020.10.19 調布市で道路陥没 狛江市ー調布市ー三鷹市牟礼断面図

  昨日【10月18日】調布市内で陥没事故がありました。東つつじヶ丘2丁目の市道に,約5m位の長さ、深さも5m位の穴が突然できたということのようです。その地下で外環道のシールド工事が進行中なので、関係があるかなどなど、詳細はまだ分かりませんが、とりあえず地下の状況が分かるように、調布市狛江と三鷹市牟礼を南北に結んだ断面図を示しておきます。

 陥没の位置は立川段丘面の上で、この付近では、地表から表土、立川ローム層、立川段丘礫層が続き、(10/21訂正)その下位は上総層群となっています。上総層群はここではいわゆる硬い泥岩ではなく、よく締まった砂層です。

 

 またごく近くを国分寺崖線が通りますが、この崖線のすぐ下にあたります。イメージとしては調布付近ではこんな風になっていると思います。 とりあえず速報です。


2020.9.11 岡田篤正「中央構造線断層帯ー最長活断層帯(四国)の諸性質ー」のご紹介

中央構造線断層帯
現場で得た情報をわかりやすく!

中央構造線断層帯ー最長活断層帯(四国)の諸性質ー

岡田篤正(著)

ISBN-13 : 978-4772253345, ISBN-10 : 4772253343

出版社:(株)古今書院

発売:2020年6月24日

中央構造線断層帯は日本列島陸上部で最長、 変位速度は日本最大級。その日本で最も有名な 活断層帯の四国域中心に、過去の論文、書籍、 活断層図などの総まとめと言える解説書ができ ました。等高線を手書きで抽出した図も掲載し たB5、378ページの大著です。

第1章 中央構造線断層帯の概観

第2章 伊予灘の中央構造線断層帯

第3章 四国北西部(松山平野〜桜樹屈曲部)の中央構造線断層帯

第4章 四国中央北縁部の中央構造線断層帯

第5章 讃岐山脈南縁部の中央構造線断層帯

第6章 中央構造線断層帯(四国)のまとめ

著者の岡田篤正氏(京都大学名誉教授,立命館大学客員研究員)は,大学院時代を共に過ごした同級生である.彼は大学院に入学したころから中央構造線断層帯の調査を始めており,以来現在まで,50年を超える年月を活断層研究に注いできたが、その中心にあったのは中央構造線活断層であった.彼はその研究のスタートから,自ら歩き,その目で確かめ,それを他人にも理解できるように正確に形として残すことに意を割いていた.この本には多くの図面が分かりやすく示されているが,それが証拠である.しかし,活断層の変位を示す地形などの証拠を捉えるのは通常は容易ではない.そのために地形図が多用されているが,私は特に,航空機から撮影した斜め写真が効果的であると思う.本人自らが最も分かりやすいアングルで撮影したものであり,実に分かりやすい.そのことは大学院時代から感心していたことである.
 何よりも,長大な中央構造線活断層が,こうした1つ1つの現場での丹念な記載や図・写真による積み重ねによって,その特徴をだれもがつかめるようになること,それが重要なことだと考える.今では見ることのできない露頭などが沢山ある中で,こうした精緻で理解しやすい記録によって,さらに次の世代に引き継がれていくだろう.彼の研究に対する真摯な姿勢を知るものとして,本書の出版は喜ばしいことであり,また多くの人々に読まれることを期待したい.

活断層研究の第一人者として1960年代に「中央構造線断層帯は 日本最大級の変位速度をもつ活断層帯である」ことを解明した著者が、様々な調査手 法を用いて活断層周辺地域の地下構造や地震の確率などを調査・研究してきた成果を まとめた。活断層に沿った地域では地すべり・崩壊などの斜面災害が頻繁に発生し、 変位地形が改変されたり消失した場所も多い。後世のために典型的な変位地形を保存 すること、そして活断層を正しく理解することが周辺地域の土地利用適正化にとって 何より大切と説く。

2020.2.7 デジタルブック最新第四紀学 価格改定!!

DVD「デジタルブック最新第四紀学」の価格が改定されました。なんと1部1,000円!安い!![送料込、振込手数料別]申込書は日本第四紀学会ホームページ(http://www.quaternary.jp/publication/20141020_dbook.html)からDLしてね.


チバニアンについて

 2020年1月17日、国際地質科学連合により、ついに「チバニアン(Chibanian)」が正式に決定されました。

 日本地質学会のサイトで国際年代層序表(International Chronostratigraphic Chart) がリンクされています。

 この表の一番左の列、

   顕生(累)界/代>

     新生界/代>

       第四系/紀>

        更新統/世>

          中部/中期が「チバニアン」になります。

 日本地質学会「GSSPシンポジウム:国際層序の意味と意義」報告国際年代層序表

 

 また、国立極地研究所のサイトで、提案申請についての経緯等が記されています。

 国立極地研究所地層「千葉セクション」のIUGS(国際地質科学連合)における審査結果について


生活の土台を知ること

私達の社会・生活はすべて地盤の上になりたっています。建物を建てたり、地下空間を利用したり、あるいは地震、液状化、地盤沈下などの環境問題を考えたりする上で、基礎となる地盤の構造を知ることは大変重要です。また、地層から読み取れる様々な情報は、過去の自然災害、海水準変動、気候変動などを知る手がかりとなります。

蓄積された大量のデータ

近年の技術革新により私達は今、デジタル化され公開された多量なボーリングデータとデジタル標高データを使うことで、ボーリングによる詳細解析、精緻な地形データ解析、精度の高い自然科学分析などが出来るようになりました。これにより確立された精緻な古地形・古環境の復元は、これからの街づくりや復興、環境問題・防災・減災の基礎となります。

情報の伝達・共有・活用

しかし残念ながら現時点ではこれらのデータや解析された情報などが、有意義に活用されているとは言えない状況です。当会では財産と言えるこの貴重な情報を、一部の研究者・技術者だけのものにせず広く一般の方とも共有・活用していくことを目指しています。


当サイトの内容、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

特定非営利活動法人

首都圏地盤解析ネットワーク

 

〒104-0045 東京都中央区築地七丁目18-28

築地永谷コーポラス1014号