GaNTの辞書

 難しい専門用語や、時に業界内でも混乱・論争を巻き超す用語について、簡単に解説します。

 あれ、この用語どんな意味だっけ?と分からなくなった時などに、ちょっと役立つ、そんな用語集を目指して日々更新中。

[現在解説中の用語一覧]


用語(よみ)English =別名など
意味
参考文献

下末吉層(しもすえよしそう)
温暖化が進み大規模な下末吉海進が起こったときに横浜市鶴見区・港北区周辺に堆積した層。1930年大塚弥之助氏命名。
大塚弥之助 (1930) 三浦半島北部の層序と神奈川県南部の最新地質時代に於ける海岸線の変化に就て.地質雑,37巻,343-386.
侵食(しんしょく)
侵食と浸食と侵蝕。地形が削られる時に使われる“シンショク”。漢字に変換すると色々な組み合わせがあります。近年の理科や地理の教育現場の多くでは、「文部省学術用語集 地学編」および「地形学事典(二宮書店)」に習って、“侵食”の字が使われているようです。
文部省学術用語集 地学編、地形学事典(二宮書店)

日本遺産(にほんいさん)Japan Heritage
地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
文化庁公式HPより引用

緑色凝灰岩(りょくしょくぎょうかいがん)=グリーンタフ
緑色(グリーン)の凝灰岩(タフ)のこと。火山灰や火山礫が変質して緑色に変化した凝灰岩。
日本の場合、海底噴火が起きて、噴出物が海水に触れた時に変質することが多い。