2000年3月31日 有珠山2000年噴火

2020.03.31

 有珠山2000年噴火は3月31日に発生し,以後長く継続した.

 

 3月31日の数日前の3月28日から火山性地震が多発し,30日には2400回余に達した.

 

 この間に住民に避難勧告や避難指示が出され,16000人近くが避難した.日本の火山噴火では「噴火予知の成功例」とされる.

 

 その背景には火山観測研究者(北大)と地元自治体との長年にわたる連携の実績があった.

 

 写真の噴煙は後にマグマ水蒸気噴火とされ,噴煙の基部から火砕サージが写真の左手に小規模に広がるのを見ることができる.

 

 この後の噴火は水蒸気性の噴火となった.

有珠山2000年噴火によるテフラの分布図(火山灰は札幌の北まで達した)


 

左は全体,右は火口周辺のアップ 


単位は1平方mあたりの降下重量g

噴火初期には大量の噴石が西方に噴出した.

 

国道を覆う一面の噴石

下方は泥流で覆われ隠れる

噴石は国道の先にあった洞爺湖幼稚園を襲った.

多数の穴は噴石による.

洞爺湖幼稚園の噴石

噴火による火山灰の堆積と,その後の地殻変動によってかつての国道は見る影もなくなった.

有名な土産物であったお菓子の工場は押しつぶされた.