深刻な自然災害からちょっと気になる気象現象まで,なぜ起こるのか,どんな影響があったのか,豊富な画像やグラフを使って気象学者の山川修治会員が読み解きます.
目次
2023.9.12 §4「2023年6〜8月はなぜ記録的な猛暑になったのか?」
2023.7.11 §3「2023年7月上旬,九州では梅雨前線豪雨,富士山では雄大な渦動吊るし雲」
2023.6.26 §2「台風2号Mawarは梅雨前線豪雨にどう関わっていたのか?」
2023.5.8,5.18増補 §1「2023/05/06富士山多重笠雲ならびにレンズ雲」
気象・気候の謎解き講座§4
更新2023.9.12
2023年7月は世界の平均気温が観測史上最高を更新しました。
日本でも今夏6〜8月の平均気温が,1898年の観測開始以来125年間で最高(平年比+1.76℃)となり,大変な猛暑に見舞われました。東京で,猛暑日22日(9/5現在),8月は全日真夏日というのは史上初の出来事でした。特に,日本海側,東日本の山間部や,北海道における異常高温が顕著でした。
その多岐に渡る要因をまとめておきたいと思います。
また8月26日には,関東地方北西部で壮観な雨柱が撮影されました。ウインドプロファイラデータから探ってみましょう(トピックス)。
☆ギャラリーの見方☆
・写真中央の三角をクリック
→スライドショー(自動再生)開始
・写真中央の縦線2本をクリック
→スライドショー(自動再生)停止
・写真右の三角をクリック
→次の写真へ
・写真左の三角をクリック
→前の写真へ
・写真上の交差した矢印をクリック
→画面いっぱいに拡大
戻るときは右上のバツをクリック
・写真下のサムネイル画像をクリック
→その写真へ
気象・気候の謎解き講座§3
更新2023.7.11
2023年7月上旬に,九州などでは豪雨に見舞われました。
その期間中,7月1日には関東地方南西部で多重レンズ雲が,8日早朝には富士山で笠雲と雄大な渦動吊るし雲が形成されました。 共に梅雨前線の南縁部に見られた現象で,豪雨と無縁ではありません。
梅雨前線にまつわるそれぞれの現象を引き起こした要因について,海面水温(SST),上空に寒気を伴う寒冷渦の南下,対流圏の大気安定度の観点などから,検討していきましょう。
☆ギャラリーの見方☆
・写真中央の三角をクリック
→スライドショー(自動再生)開始
・写真中央の縦線2本をクリック
→スライドショー(自動再生)停止
・写真右の三角をクリック
→次の写真へ
・写真左の三角をクリック
→前の写真へ
・写真上の交差した矢印をクリック
→画面いっぱいに拡大
戻るときは右上のバツをクリック
・写真下のサムネイル画像をクリック
→その写真へ
気象・気候の謎解き講座§2
更新2023.6.26
2023年台風2号は,高い海水温の海域を移動,急発達しながら北西に進み, 台湾の東方で転向し,伊豆諸島の南縁部を通過しました。
台風の北東進にあわせて梅雨前線が南下,日本列島南岸域では 予測より早めに豪雨に見舞われ,冠水や土砂災害が多発, 東海道新幹線がストップするなど,交通機関に大きな影響がでました。
どうしてそのような状況になったか, その理由を探っていきます。
☆ギャラリーの見方☆
・写真中央の三角をクリック
→スライドショー(自動再生)開始
・写真中央の縦線2本をクリック
→スライドショー(自動再生)停止
・写真右の三角をクリック
→次の写真へ
・写真左の三角をクリック
→前の写真へ
・写真上の交差した矢印をクリック
→画面いっぱいに拡大
戻るときは右上のバツをクリック
・写真下のサムネイル画像をクリック
→その写真へ
気象・気候の謎解き講座§1
増補版更新2023.5.14
更新2023.5.8
5月6日、富士山で多重笠雲が認められました。撮影者は鈴木健一氏(静岡県富士市)と杉本悠樹氏(山梨県富士河口湖町)。
大変珍しい現象なので、気候・気象学の専門家に解説をお願いしました。
☆ギャラリーの見方☆
・写真中央の三角をクリック
→スライドショー(自動再生)開始
・写真中央の縦線2本をクリック
→スライドショー(自動再生)停止
・写真右の三角をクリック
→次の写真へ
・写真左の三角をクリック
→前の写真へ
・写真上の交差した矢印をクリック
→画面いっぱいに拡大
戻るときは右上のバツをクリック
・写真下のサムネイル画像をクリック
→その写真へ