ニュースから


2020.12.1 調布市で道路陥没-3 「東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会」報告

 調布市の陥没事故についてその後も複数の空洞が発見されており、調査が実施されています。どれも4-5mの深さで、沖積層に生じた空洞と考えられているようです。入間川に平行な縦断方向に調査が進むようですが、沖積層の性格を捉えるために横断方向の調査も実施してほしいと思います。沖積層と言っても様々な顔つき、性質をもっているので、詳細な調査が必要と思います。

 

東日本高速道路(NEXCO)企業情報サイトプレスリリース>東京外かく環状道路(関越~東名)工事現場付近での地表面陥没について【第11報】「東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会」開催概要

議事概要

地表面陥没箇所周辺の地盤調査で確認された新たな地中の空洞について

地表面陥没箇所周辺の調査の進捗状況について


2020.10.21 調布市で道路陥没-2 陥没地点周辺の地形図

訂正と追加 19日の記事に間違いがありましたので訂正し、図を追加します。

 

 陥没の位置は、立川面上ではなく、入間川(イリマガワ)の低地の縁にあたるところでした。図は1m等高線図です。その南側は武蔵野面の最も新しい時代のもので、中台面(M3面)です。中台面の南西に野川と野川に沿う低地、さらに立川面があります.

 陥没した地点は入間川の低地をつくる軟弱な沖積層の上に盛土したところのようです。

 19日に掲載した断面図は、この位置より若干西側を通るもので、ピッタリは合いませんが、大づかみにこの地域の地下の状況を見ることができると思います。


2020.10.19 調布市で道路陥没-1 狛江市ー調布市ー三鷹市牟礼断面図

  昨日【10月18日】調布市内で陥没事故がありました。東つつじヶ丘2丁目の市道に,約5m位の長さ、深さも5m位の穴が突然できたということのようです。その地下で外環道のシールド工事が進行中なので、関係があるかなどなど、詳細はまだ分かりませんが、とりあえず地下の状況が分かるように、調布市狛江と三鷹市牟礼を南北に結んだ断面図を示しておきます。

 陥没の位置は立川段丘面の上で、この付近では、地表から表土、立川ローム層、立川段丘礫層が続き、(10/21訂正)その下位は上総層群となっています。上総層群はここではいわゆる硬い泥岩ではなく、よく締まった砂層です。

 

 またごく近くを国分寺崖線が通りますが、この崖線のすぐ下にあたります。イメージとしては調布付近ではこんな風になっていると思います。 とりあえず速報です。


2020.1.22 チバニアンについて

 2020年1月17日、国際地質科学連合により、ついに「チバニアン(Chibanian)」が正式に決定されました。

 日本地質学会のサイトで国際年代層序表(International Chronostratigraphic Chart) がリンクされています。

 この表の一番左の列、

   顕生(累)界/代>

     新生界/代>

       第四系/紀>

        更新統/世>

          中部/中期が「チバニアン」になります。

 日本地質学会「GSSPシンポジウム:国際層序の意味と意義」報告国際年代層序表

 

 また、国立極地研究所のサイトで、提案申請についての経緯等が記されています。

 国立極地研究所地層「千葉セクション」のIUGS(国際地質科学連合)における審査結果について

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